臨床心理士、公認心理師をしているmichimoです(*^^*)🌼

今回は映画を素材にして、メンタルリテラシーを深めていこうと思います。

今回は大杉漣さん最後の主演映画🎦、「教誨師」(2018年公開)です。

あらすじは以下の通りです。

『6人の死刑囚と対話する教誨師の男を主人公に描いた人間ドラマ。受刑者の道徳心の育成や心の救済につとめ、彼らが改心できるよう導く教誨師。

死刑囚専門の教誨師である牧師・佐伯は、独房で孤独に過ごす死刑囚にとって良き理解者であり、格好の話し相手だ。

佐伯は彼らに寄り添いながらも、自分の言葉が本当に届いているのか、そして死刑囚が心安らかに死ねるよう導くのは正しいことなのか苦悩していた。

そんな葛藤を通し、佐伯もまた自らの忘れたい過去と向き合うことになる。』

この映画を通して、

簡単に答えのでない問いを自分の中に投げ込まれました。

どうしようもない現実(死刑)を前に、

人はどう生きていけばいいのか…。

死刑囚といえど心のありようは自分とさほど変わらないのではないか…。

普段の臨機現場で出会う方々も、

消しがたい現実(虐待体験、家族の死、老化、病気、障害、不妊etc…)を前に、

それでもその現実と折り合いをつけたり、立ち向かっていこうとしています。

しかし、簡単に折り合いはつけられないし、立ち向かってもいけないものです。😞

また、

教誨師や死刑囚というと、

非日常的なイメージが先行するかもしれませんが、

人対人の関わりのあり方や、

どうしようもない現実の中で、それでも不器用に生きていこうとする姿は、

日常にありふれていることだと思います。

死刑囚も教誨師も、皆、もがきながらも健気に生きている1人の人間なのです。

それは自分自身もそうであり、大差がない気がしてきます。

今回、教誨師という仕事に興味を持ち、書籍も手に取りました。

映画以上に心を動かされ、人に対して一つの切り口(犯罪を犯した)のみで判断するのではなく、

多面的な側面から人を理解しようとする姿勢をもちたいと感じました。

それは自分自身に対しても同様で、

自分はこうだから、と規定せず、

自身の矛盾した気持ちや多面性を認めていきたいと感じました。

今回の映画や書籍を通して、

折り合いのつけられない現実や

自分とどう向き合っていくか、

日常では回避しがちな難解な問いを認識するきっかけとなりました。

今回のメンタルリテラシーの✏️キーワードは”教誨師”でした。

メンタルリテラシーを身につけて自分を大事に過ごしましょう。

⁂michimo⁂

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