臨床心理士、公認心理師をしているmichimoです(*^^*)
前回に引き続き、”考え方の癖”=”認知の傾向”について紹介していきます。
今回は9つの”認知の傾向”の5つ目と6つ目です。
- べき思考
自分や他者に対して「○○すべき」「○○でなければならない」と考えやすい。
→その結果…
ルールに縛られて生活が窮屈になったり、自分や他者の失敗を許さず怒りや緊張を感じやすくなる
ということが考えられます。
- 極端な一般化
わずかな出来事を根拠に、あらゆる出来事が同じような結果になると一般化しすぎる傾向がある。
→その結果…
嫌なことが繰り返し起こっているように感じてしまうため、落ち込みやすくなる
ということが考えられます。
ポイントとして、
“認知の傾向”は、物事のあいまいな状況が苦手で、明確な意味づけやハッキリとした確信をもつことで安心したい、という思いが背景にあることが多いです。
しかし、その瞬間は安心ができても、ゆくゆくは自分自身を苦しめてしまったり、かえってより不安になってしまうことにつながりやすいものなのです。
参考文献はこちらです。
より詳しく知りたい方は一読されると良いかもしれません。
今回のメンタルリテラシーのキーワードは”認知の傾向について知る”でした。
次回も引き続き”認知の傾向”について紹介していきます。
メンタルリテラシーを身につけて自分を大事に過ごしましょう。
⁂michimo⁂