臨床心理士、公認心理師をしているmichimoです(*^^*)

これまで、”考え方の癖”=”認知の傾向”の種類9つを紹介してきました。

今回は”認知の傾向”との付き合い方、向き合い方のヒントをお伝えしたいと思います。

⑴9つの”認知の傾向”を振り返ります。

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①根拠のない決めつけ

物事や人に「○○である」と否定的なラベルを貼り一度はったらなかなか拭えない傾向がある。

②白黒思考

物事を「白か黒か」で割り切り、完璧を求めやすい。

③部分的焦点付け

物事の悪い面ばかり目につき、良い点やうまくいったことなど他のことが見えづらくなる。

④過大評価・過小評価

自分の短所や失敗を実際より大げさに考えて、反対に自分の長所や成功を実際より小さく捉えやすい。

⑤べき思考

自分や他者に対して「○○すべき」「○○でなければならない」と考えやすい。

⑥極端な一般化

わずかな出来事を根拠に、あらゆる出来事が同じような結果になると一般化しすぎる傾向がある。

⑦自己関連づけ

良くない出来事が起こると、自分に関係がないにも関わらず、自分のせいだと考えやすい。

⑧情緒的な理由付け

確かな理由もないのに、悲観的な思いつきを信じ込んでしまいやすい。

⑨自分で実現してしまう予言

自分で否定的な予想をして、自分の行動を制限してしまうため、予想どおり失敗してしまいやすい。

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⑵自分に問いを投げかけます。

❶自分には何番の”認知の傾向”があてはまるか。

 (複数OK)

❷それぞれの割合は?

❸最も割合を占めていたものは?

❹それぞれの”認知の傾向”を感じた具体的なエピソードは?

→その時感じたことは?

→親しい人が同じ考えで悩んでいたらなんと声をかけるか?

→自分にどんなことを言ってあげたら楽になりそうか?

以上のように自分に問いかけることで、認知の傾向を把握して客観視することで、距離をとって考えることにつながります。

これで悩みが全部スッキリ!とはならないと思います。

 日々はスッキリしない気持ちになることだらけだと思います。

そのスッキリしない気持ちをある程度の輪郭をもって把握できるだけでも、自分を理解し、大事にできることにつながるのではないでしょうか。

参考文献はこちらです。

より詳しく知りたい方は一読されると良いかもしれません。

今回のメンタルリテラシーのキーワードは”認知の傾向について知る”でした。

メンタルリテラシーを身につけて自分を大事に過ごしましょう。

⁂michimo⁂

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