臨床心理士、公認心理師をしているmichimoです(*^^*)
前回に引き続き、”考え方の癖”=”認知の傾向”について紹介していきます。
今回は”認知の傾向”の7つ目から9つ目です。
- 自己関連づけ
良くない出来事が起こると、自分に関係がないにも関わらず、自分のせいだと考えやすい。
→その結果…
何か悪いことが起こると、自分のせいでそうなったのだと自分を責めてしまうため、自分のことが嫌いになってしまう
ということが考えられます。
- 情緒的な理由付け
確かな理由もないのに、悲観的な思いつきを信じ込んでしまいやすい。
→その結果…
物事が確実に悪い結果になると早合点してしまうなど、よくない結果を先読みしてしまい、不安定な気分に苦しむ
ということが考えられます。
- 自分で実現してしまう予言
自分で否定的な予想をして、自分の行動を制限してしまうため、予想どおり失敗してしまいやすい。
→その結果…
否定的な予想をますます信じ込んで、悪循環になる
ということが考えられます。
ここでポイントなのは、前回も記述したように、人は曖昧なことが苦手である、ということです。
そのために、原因をハッキリさせようとしたり、未来のことを確定させようとしがちなのです。
その結果、これまで紹介してきた”認知の傾向”が生まれやすいのです。
すなわち、そのような”認知の傾向”は”自分を守る術”でもあるといってもいいでしょう。
自分を責めるのではなく、理解してあげる、という視点が重要です。
次回は”認知の傾向”との付き合い方、向き合い方を紹介していきます。
参考文献はこちらです。
より詳しく知りたい方は一読されると良いかもしれません。
今回のメンタルリテラシーのキーワードは”認知の傾向について知る”でした。
次回も引き続き”認知の傾向”について紹介していきます。
メンタルリテラシーを身につけて自分を大事に過ごしましょう。
⁂michimo⁂