臨床心理士、公認心理師をしているmichimoです(*^^*)🌼
今回は前回に引き続き、不登校を”見守る”ために、対応の仕方として私の視点や考え方をご紹介したいと思います。
まず、前提として、本人が困っており、カウンセラーに相談をしたいということであれば、本人との話し合いを並行して進めていくと良いと思います。
しかし、大半のケースは親御さんの方が困り度が高く、相談までつながることが多い印象です。
そのため、親御さんとの話し合いにおいて注目することとして、ご紹介していきます。
まず1点目です。
①環境調整🌷
本人のおかれている環境(学校の状況や教員の方の対応)について、本人の負担をできるだけ低くすることができないか、という視点です。
例えば、
授業についていけないから、
宿題ができなくて次の日に提出できないから、
給食が苦手で残すと怒られるから、
などの要因がみえてきたのであれば、
まずは教員の方々にどう説明し、どう対応の工夫をしてもらうか、を話し合うことが大事だと思っています。
スクールカウンセラーの場合、親御さんの承諾を得た上で、スクールカウンセラーから教員の方に直接お伝えし、コンサルテーションという形で教員の方と環境を整えられないかを話し合うことができます。
しかし、学校の風土や教員の方のお考えもあるので、一方的にこうしてほしい、ああしてほしい、という風に伝えるだけではうまくいかないことが多いです。
親御さんと教員の方が話し合う上でも、あくまでも親御さんの要望と学校の考えをすり合わせる、というスタンスを大事にしてもらうようにお伝えしています。
学校に対して不信感や不満がある親御さんもいらっしゃいますので、その陰性感情も整理しながら、いかに学校と協力体制を整えられるか、がとても重要と考えています。
また、子どもの心を考える上で重要な視点が得られる文献があります📖。
専門家向けですが、一般の方も読みやすい文体で、分かりやすく書かれています。
次回も引き続き、不登校への対応についてご紹介していきます。
今回のメンタルリテラシーのキーワードは”不登校への対応””環境調整”でした。
メンタルリテラシーを身につけて自分を大事に過ごしましょう。
⁂michimo⁂