臨床心理士、公認心理師をしているmichimoです(*^^*)🌼

今回は”抜毛症”について紹介していきます。🌸

その名の通り、髪を自ら抜いてしまい、それが辞められなくなってしまう症状です。かみのけ

背景はさまざまですが、

“自分の体と行動を使って、周囲に自分の気持ちを表明している”という風に考えます。

小学生の男の子のケースを紹介します。👦

その子は来談当初、前髪の一部が見るからに薄くなっていました。😢

お母さんや本人に話を聞いていくと、

抜く痛みが刺激となって、モヤモヤとした言葉にできない気持ちがその刺激によって解消できる方法になっているようでした。🌀

そうすると、抜かないとモヤモヤが解消されない、という悪循環に陥ってしまうのです。

また、カウンセリング中も本人はとても緊張していて、私の顔色や反応に敏感になっている様子が伝わってきました。😖

それは日頃の親子関係にも表れていることがわかり、特にお父さんが頭ごなしに本人を叱ったり、本人の話を意思を聞いてくれない方のようでした。

そのため、本人は日頃から自分の気持ちや考えを言葉にして表せないことが繰り返されていたのです。

また、お母様が先取りして動いてくれる、というのも本人が自律的に発言することを阻止していました。

しかし、実は本人には強い怒りや苛立ち😠を抱えており、その気持ちが髪を抜くという行動によって表明されていたのです。

カウンセリングを通して、お母さんにも協力してもらい、お父さんの関わりを工夫してもらったり、本人が自分の気持ちを言葉にできるように対応を考えていきました。

また、ストレスが溜まったら髪を抜くという以外の解消方法を本人と一緒に考えていくこともしました。

その結果、髪を抜くことはだんだん減っていき、前髪も生えそろうようになりした。

このケースはそろそろ終結しそうですが、中には慢性化しており、事態がなかなか改善しないケースも多々あります。

まずは早めに専門家に相談することが大事だと思います。👩‍⚕️

私はオンラインでのカウンセリングを始めました。

コロナ禍によって、オンラインによるカウンセリングが急速に広まってきています。💻

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カウンセリングを受けることがより身近な手段になるといいな…と思っています。👩‍⚕️

今回のメンタルリテラシーの✏️キーワードは”心身症”でした。

メンタルリテラシーを身につけて自分を大事に過ごしましょう。

⁂michimo⁂

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